看護師は心身ともにハードな職業であり、モチベーション維持が難しい傾向にあります。実際、不規則な勤務体系や長時間労働、人間関係のストレス、患者さんの生死に関わるプレッシャーなど、さまざまな負担があり、上手く付き合っていかなければいけません。

その中で、「仕事がつまらない」「やりがいを感じられない」「辞めたい」など、ネガティブな感情に支配されるケースは少なくありません。こうしたネガティブな感情は、イライラの要因になったり、集中力を低下させたりと、仕事のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。

看護師がモチベーションを上げるためには、まず看護師として働く目的を思い出すことが大切です。「なぜ看護師の仕事を選んだのか」「どんな看護師になりたいのか」「看護師として何を成し遂げたいのか」など、改めて、自分自身と向き合い、目的や目標を再確認しましょう。

もし、仕事で悩んだり、行き詰ったりしたときには、看護師を目指していた頃の「初心」を思い出してみましょう。初心の感覚を取り戻せば、仕事への情熱が湧き、モチベーションにつながります。

そして、モチベーション維持のためには、健康的な心身を保つことも重要です。適度な休息を取り、公私にメリハリを付けましょう。休憩時間や休日は、心の底からリラックスできる方法を模索することが大事です。

休憩時間には、同僚とのおしゃべりを楽しんだり、コーヒーを飲んだり、読書をしたりするのも良いでしょう。休日には、趣味や旅行、スポーツなど、自分が好きで楽しめることに時間を使うようにしてください。